ブログ

水平線を目指して

最近、気づいたら、深い息を吐いていることがある。ため息とも言えない、深い息。

『占星術家は、星を読んで未来の予想ができるけれど、それ以上のことができないのが辛いところ』と、ニューヨークの占星術家がつい最近言っていた。『COVIDがこうなることは知っていたけれど、国中でどんどん人が死んでゆくことを止めることはできない』

気持ちがよくわかった。

今回の『2020年2度目の蟹座の新月』にも書いたけれど、もしかしたらこのままだと、木村花ちゃんに続いて、また芸能人や著名人の自殺者が出るかもしれない、と、わたしは思っていた。星の位置と日本の情勢を見比べて、そんな予感がしたから。けれど、三浦春馬さんの訃報は、思わぬところから鋭いパンチを一発浴びたような気がした。彼のファンだったわけではない。けれど、こころから悲しかった。彼の星を見て、ますます辛くなった。正直、しばらく涙が止まらなかった。

世界のどの国も、この2020年の異変に立ち往生するだろうことも、この年は大混乱の状態になるのも知っていた。そのことは、noteの星のコラムにもすでにコロナがで始めた年頭に書いた。そして、これは、ある意味、禊(みそぎ)であり、次のステージの時代へと向かうための崩壊であることもわかっている。

けれど、星が読めるっていうのは、時には複雑なものだ。ものごとが多角的に見えてしまうから、なりたくても単純になれない。時には、な〜んにも見えない、な〜んにもわからない人になってみたいと思ったりもする。

けれど、星を読むものには、その役割がある。

しばらくの間、混乱の勢いは止まることはないだろう。これから半年、体調を整え、こころを整え、呼吸を整え、星を読んでゆかなくっちゃ、と思う。

12月の冬至に、希望の光が見えてくる星がある。まずは、そこをめがけて半年を過ごし、その先の水平線を目指そうと思う。そうだ、蟹座の新月の願い事をやろう。今回の月は、長い長い、そしてパワフルな影響力があるのだから。

この混乱のときを、向こう岸まで、できるだけ力強く泳ぎ切りたいと願っている。

ニューヨーク市のワールドトレードセンター駅で以前撮った。
しばらくはニューヨークにも行けないだけでなく、
きっと、今はこの駅にも人通りがほとんどないのだろうな、と思う。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA